GeanyでMarkdownを実行してテキストをHTMLに変換

GeanyでMarkdownを実行してテキストをHTMLに変換
ブロガー/ウェブライターの皆さん必見...、でもないか。ご存知の方も多いと思いますが、Markdownは、簡単な規則に沿って文章を書くことで、テキストをHTMLに変換できるプログラムです。そのMarkdownを、Geanyというテキスト・エディターの中で実行できるようにしてみました。
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みんなはブログの文章編集はどのようにしているのだろう?

頻繁にブログを更新する人ってどんなアプリケーションを使用しているんでしょうか?私は文章の編集にはテキスト・エディターとMarkdownを使用しています。簡単な規則どおりに文章を書いていって、Markdownを実行すると、HTMLに変換してくれます。WYSIWYGエディターを使用するよりも、文章の入力が楽で、綺麗なHTMLを出力してくれるので気に入っています。

Markdownの規則に沿ったテキストを選択して、Markdownを実行すると...

...HTMLに変換されます。

テキスト・エディターの中でMarkdownコマンドを実行する

以前はテキストの編集にVimを使用することが多かったので、Vimの中でMarkdownを実行するように設定していました(※1)。しかし最近になってGeanyというエディターを使用することが多くなったので、そちらでMarkdownを使用できるようにしてみました。以下、私の行った設定手順を基に書きます。

まずはMarkdownのインストールから

私が使用するArch LinuxのレポジトリにはMarkdownがありますので、そこからインストールします。Ubuntu等、他のリナックスを使用している方も、OSのレポジトリからインストールできるかもしれません。ターミナル・エミュレーターから以下のコマンドを実行します。

オリジナルPerl版

sudo pacman -S markdown

数々の拡張機能(※2)を利用できるPython Markdownもあります。Pythonを既にインストール済みの場合は、こちらも良いでしょう。Python 3で動くものと、Python 2で動くものの2つが用意されています。

Python 3版

sudo pacman -S python-markdown

または、

Python 2版

sudo pacman -S python2-markdown

Geany側のコマンド設定

Geanyには'Send Selection to'というコマンドがありますので、それを利用することで選択テキストに対してコマンドを実行することができます。Geanyのオンライン・マニュアルに'Sending text through custom commands'という項目があるので、参考にしました。

それでは、肝心のGeany側の設定について書きます。

Geanyを開いて、メニューの'Edit' > 'Format' > 'Send Selection to' > 'Set Custom Commands'と進みます。

メニューを辿って、'Set Custom Commands'に進みます。

'Command'と'Label'という項目がありますので、それぞれ下のように入力します。

[Add]ボタンをクリックして、CommandとLabelを設定

  • Command: markdown
  • Label: Markdown to HTML(など、適当なもの)

Python版の拡張機能を利用したい場合は'Command'の欄を下のように設定することになります。

Python 3版

markdown_py -x extra

または

Python 2版

markdown_py2 -x extra

-x extraという部分は、Python Markdownに用意されている拡張機能を呼び出すオプションです。

Markdown to HTML コマンドの実行

Markdownを実行するには、HTMLに変換したい行にカーソルを合わせるか、または変換したい部分を選択して、[Ctrl] + [1]キーを押します。勿論、このキーバインドはメニューの'Preference' > 'Keybindings'から変更できます。デフォルトの設定で使いにくい場合は変更してください。たった今設定した、'Edit' > 'Format' > 'Send Selection to' > 'Markdown to HTML'というメニューからもMarkdownを実行できます。


  1. 参考スクリーンキャスト: Vim Essential Plugin: Markdown to HTML - YouTube 

  2. 拡張機能の情報: Extensions — Python Markdown 

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